今回はこの悩みに答えていきます。
体調やホルモンバランスの関係もあるので、生理中のダイエットの調整は難しいですよね。
生理周期に合わせた、ダイエットしやすい方法について解説していきます。
ダイエットで生理不順になるという話についても詳しく解説しますので、安心してダイエットを続けられます。
- 生理周期とダイエットの関係記事
- ダイエットをしやすい生理周期のタイミング
- ダイエットで生理不順になるときの理由
これについて解説しているので、生理中のダイエットに悩んでいる人にピッタリな内容です。
生理周期とダイエットの関係
生理周期とダイエットには深いかかわりがあります。
まずは、生理周期によってダイエットに起こる4つの影響についてです。
- 生理周期で変わるホルモンバランス2つ
- 生理で脂肪燃焼の効率が変わる
- 生理周期で変わる食欲
詳しく解説していきますね。
生理周期で変わるホルモンバランス2つ
生理の周期によって、ホルモンの量とバランスは変化しています。
生理とダイエットに相互に関係するホルモンバランスは2つです。
- 卵胞ホルモンのエストロゲン。
- 生理の終わり頃~1週間に多くなります。
- 中心となって生理周期を調節し、代謝を高めることや女性らしい体を作ることが役割です。
エストロゲンが多くなる生理の終わり頃~1週間はダイエットに適しています。
- 黄体ホルモンのプロゲステロン。
- 排卵期~1週間後に多くなります。
- 摂取した栄養や水分を体に溜めることが役割です。
生理中にありがちなむくみも、このプロゲステロンの役割から来ています。
太ったかも?と思ってもホルモンバランスの影響であり、脂肪が増えたわけではない場合もあるので、この時期のむくみはあまり心配いりません。
生理で脂肪燃焼の効率が変わる
生理の終わり頃~1週間はエストロゲンというホルモンが多くなっている時期です。
- エストロゲンは代謝の効果を高める役割があります。
そのため、ダイエットのための運動をするときも、このホルモンが多い時期だと脂肪燃焼の効率アップが期待できます。
逆に排卵期~1週間のプロゲステロンが排出される時期は栄養を溜め込むので、脂肪の燃焼にはあまり期待できません。
生理周期で変わる食欲
生理周期によって、食欲も変わってきます。
生理の終わり頃~1週間後には食欲が抑制されるエストロゲンが多くなります。
この時期は食欲が抑制されているため、余計なカロリー摂取が防げます。
排卵期~1週間後には食欲が抑制されないため、自然と食事の量が多くなってしまう可能性が高いです。
ホルモンバランスが変わる時期を考えて、意識的に食事メニューを考えると間違いありません。
ダイエットへのストレスにも影響
排卵期~1週間後に多くなるプロゲステロンは、PMSの原因になるホルモンです。
体調不良、ストレスやイライラに関わってきます。
体調不良のときの運動や食事制限は、体にもダイエット効率にも良くありません。
この時期は無理のない範囲でできることだけにすると安心です。
ダイエットのタイミングとすすめ
生理周期による影響で、ダイエットに適した時期とそうでない時期があります。
生理周期を考えたダイエットのタイミングと、時期ごとのダイエットの方法について解説していきます。
- 生理前~生理中はゆるダイエット
- ゆるダイエット中のすすめ
- 生理後2週間はしっかりダイエット
- しっかりダイエットのすすめ
これも詳しく解説していきます。
生理前~生理中はゆるダイエット
生理前~生理中はゆるダイエットがおすすめです。
この時期はプロゲステロンの量が多く、ダイエットに適さない理由はこの通りです。
- 脂肪燃焼効果が低い
- 食欲の抑制効果が少ない
- 体調不良のおそれ
- ストレスを感じやすい
これらの理由から、生理前~生理中は自分のできる範囲でのゆるダイエットに切り替えましょう。
ゆるダイエットのすすめ
ゆるダイエット中におすすめしたい方法をご紹介していきます。
まずは生理前に試してみたいポイントです。
この時期は栄養や水分が体に溜まりやすいので、多少の体重の増加は気にしないようにしましょう。
ここではできる限り水分や余分に取り込んだ栄養を体から出すことを目標にします。
- 食物繊維が豊富な食べ物を食べる
- お菓子の代わりには果物を
食物繊維はデトックス効果が高い栄養素です。
お菓子はダイエットにとっての敵なだけでなく、血糖値の急激な上下も招きます。
そのため、お菓子の代わりには果物を。果物の中でも食物繊維が高いものはこちらです。
- キウイフルーツ
水溶性:0.7g 不溶性:1.8g - 干し柿
水溶性:1.3g 不溶性:12.7g - ゆず
水溶性:3.3g 不溶性:3.6g - レモン
水溶性:2.0g 不溶性:2.9g
次は生理中のダイエットのポイントです。
この時期はダイエット自体をそこまで意識せず、必要な栄養の摂取を心がけましょう。
出来る限り体重をキープすることが目標です。
- 基礎体温を維持する
- 鉄分とビタミンEを摂る
生理中は血液が不足しがちです。血液不足とそれによる貧血の防止のためには、鉄分とビタミンEが欠かせません。
加えてこの時期は基礎体温が下がってしまいます。基礎体温が低いほど代謝は悪くなります。体の冷えは体調にも良くないので、体を温める飲み物や食べ物を積極的に摂取しましょう。
生理後2週間はしっかりダイエット
生理後2週間は、しっかりとダイエットをするのに適しています。
この時期がダイエットに適している理由はこの通りです。
- 代謝が高まっている
- 脂肪燃焼効果が期待できる
- 食欲が抑制される
- モチベーションがキープしやすい
生理前~生理中のゆるダイエットを効果的にするためにも、この時期にはしっかりダイエットに取り組みましょう。
しっかりダイエットのすすめ
しっかりダイエットのときに試してみたい方法について解説していきます。
- 強度の高い運動
- 高たんぱく・低糖質・低脂質の食事
- 食事の順番は野菜が最初
- 食事は小分けにして食べる
この時期には代謝が高いので、運動による脂肪燃焼効果も高まっています。
平均と比べてBMI値が通常~高めの方は筋トレ、それより高めの方は筋トレに加えて有酸素運をすると間違いありません。
また、血糖値の上下を激しくしないためには食事は野菜から摂ること、小分けにして食べることが有効です。
ダイエットのために運動している人には欠かせない、高たんぱく・低糖質・低脂質の食事の中で上記のことも意識してみましょう。過度な糖質制限や脂質の制限は逆効果なので、自分にあった量を計算するのが大切です。
ダイエットの生理不順改善方法
ここからは、ダイエットによって生理不順になるときに原因として考えられるものを解説していきます。
体質の改善に役立つものも併せてご紹介していきます。
もしも生理不順になった場合は、まずはお医者さんにかかることが大切です。
- 食事制限や急激な体重減少による栄養不足
- ダイエットと生理による貧血
食事制限や急激な体重減少による栄養不足
ダイエットによる生理不順にありがちなのは、食事制限による栄養不足です。
ダイエット中の人や運動している人には、高たんぱく・低糖質・低脂質の食事が重要です。
- 過度な糖質制限や脂質制限、カロリー制限をしてしまうことでダイエットが逆効果になるだけでなく、生理不順を招いてしまうことも。
とくに生理に関わる女性ホルモンには、脂質であるコレステロールが必要です。
そのコレステロールの合成を助けるたんぱく質や、ホルモンバランスを整えるビタミンE、亜鉛の摂取も欠かせません。
摂りすぎはもちろん良くありませんが、適度な量の摂取がダイエットの効果にも生理周期にも安心です。
- コレステロール
- たんぱく質
- イソフラボン
- ビタミンE
- 亜鉛
人それぞれ、体重や体質、運動量は違います。自分に合った摂取量を計算してみましょう。
ダイエットと生理による血液不足
生理のときには何もしなくても血液不足になりやすく、貧血を起こしやすい状態です。
加えてダイエットのための運動や食事制限による栄養不足があることで生理不順にもつながります。
- 鉄分
- ビタミンE
鉄分を摂ることで、血液不足による生理不順を防ぐ効果が期待できます。
ビタミンEは血液のめぐりを改善してくれます。血液のめぐりが良くなることで、つらい生理痛の緩和にも役立ちます。
生理周期に合わせたダイエットを
女性には生理周期によるホルモンバランスの影響で、ダイエットも大変ですよね。
生理周期のそれぞれの時期に合わせたダイエットで、より高いダイエット効果が期待できます。
生理前~生理中はプロゲステロンの影響により脂肪燃焼効果が低く、食欲の抑制も少ない状態です。生理による貧血のおそれもあるため、以下の方法を試してみましょう。
- 食物繊維が豊富な食べ物を食べる
- お菓子の代わりには果物を
- 基礎体温を維持する
- 鉄分とビタミンEを摂る
生理の終わりごろ~生理1週間後はいつもの自分のダイエットに加えて、この方法も試してみましょう。
- 強度の高い運動
- 高たんぱく・低糖質・低脂質の食事
- 食事の順番は野菜が最初
- 食事は小分けにして食べる
生理周期とダイエットは深い関係がありました。
ダイエットを充実させるためにも、生理周期と体調を考えた自分だけのダイエットを実践してみましょう!