今回はこの悩みに答えていきます。
たんぱく質や糖質などは筋トレに必要なものとしてよく挙がりますが、塩分についてはあまり詳しく見かけませんよね。
筋トレに関する塩分のメリットとデメリットも併せて、筋トレをしている人が食事で最適に塩分を摂る方法を解説していきます。
筋トレの効果を上げるために、塩分と上手に付き合いましょう。
- 筋トレに効果のある塩分の栄養素
- 食事で塩分を摂るメリットとデメリット
- 塩分のメリットを引き出すために
- 筋トレ中の塩分の摂取量
- 塩分を含む食事のタイミング
これについて解説しているので、筋トレを効率的にする食事をしたい人にピッタリな内容です。
筋トレに効果のある塩分の栄養素
塩分の中の栄養素の中でも、筋トレに大きく関係するものが2つあります。
- ナトリウム
- マグネシウム
詳しく解説していきますね。
ナトリウム
塩分に含まれる栄養素で、筋トレに効果があるものの1つがナトリウムです。
塩分に含まれるナトリウムには、このような効果があります。
- 筋肉の収縮作用
- 食事の栄養吸収を促進
- 体内の水分調節
- PHバランスの調節
- 浸透圧の調節
ナトリウムの役割はすべて筋トレに関わってきますが、その中でも筋肉の収縮作用と栄養吸収はとくに重要です。
筋トレで筋肉の収縮をすることが筋肉の増加につながるため、塩分を摂らずにナトリウムが不足してしまうと、うまく重量が扱えない・筋肉がつりやすくなる・痙攣が起きやすくなる、などの影響が出てしまいます。
また塩分を摂ることで、たんぱく質を中心とした筋トレに欠かせない栄養素の吸収を促してくれるため、筋トレによる筋肉の合成の効率が高まります。
マグネシウム
塩分に含まれる栄養素で、筋トレに効果があるもう一つのものがマグネシウムです。
塩分に含まれるマグネシウムには、このような役割があります。
- 筋肉の弛緩作用
- カルシウムの吸収を促進
- 酸素の循環をサポート
- 神経伝達の働きを保つ
ナトリウムと同じ筋肉の収縮作用に加え、カルシウムの吸収や酸素の循環、神経伝達の働きを保つなど、筋トレの基本となる体の働きを支えます。
マグネシウムを食事から摂るのが大切なのは、マグネシウムは体内で生成できないという理由があります。
食事の塩分でマグネシウムを摂ることはもちろん、サプリメントも活用すると安心です。
食事で塩分をとるメリットとデメリット
筋トレ中の食事で塩分をとるメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。
- 塩分のメリットは筋肉の合成と筋トレ効率
- 塩分を摂りすぎるデメリットはパフォーマンスの低下
これも詳しく解説していきます。
筋トレ中の塩分のメリット
塩分を摂ることで、筋トレのための基盤である体の働きと、筋トレにおける筋肉の合成に嬉しい効果があります。
塩分の筋トレへのメリットは、以下の通りです。
- 筋肉の収縮作用
- 筋肉の弛緩作用
- たんぱく質の栄養吸収を促進
- 体内の水分調節
- PHバランスの調節
- 浸透圧の調節
- カルシウムの吸収を促進
- 酸素の循環をサポート
- 神経伝達の働きを保つ
筋トレ中の塩分のデメリット
適度な塩分は筋トレにいいことづくしですが、塩分の多い食事を摂りすぎてしまうことでこのようなデメリットもあります。
- 脱水症状
- 血圧の上昇
- むくみ
適切な塩分の摂取量を守れば、筋トレのパフォーマンス低下の心配もありません。
筋トレ中に適切な塩分量については後程解説します。
塩分のメリットを引き出すために
筋トレにおける塩分のメリットをより引き出すために、食事で摂れる効果的な栄養素をご紹介します。
- カリウムの役割
カリウムの摂取がおすすめ
塩分のメリットを引き出すためには、カリウムの摂取が確実です。
カリウムは筋肉の弛緩と筋力のサポート、疲労回復にも関わるため、栄養素として摂って損はありません。
塩分を摂りすぎた場合には余分な塩分を排出することができるため、体内のバランスも保ってくれます。
カリウムを多く含む食事には、ほうれん草やバナナ、アボカド、納豆などがあります。
食事でカリウムを摂るには食事の必要量が多いため、サプリメントを取り入れると安心です。
筋トレ中の塩分の摂取量
筋トレ中に食事から摂るべき塩分の量について解説していきます。
- 厚生労働省の定める塩分摂取量
厚生労働省の定める塩分摂取量
厚生労働省の定める塩分の摂取量は、次のようになっています。
男性:8g未満 女性:7g未満
現代の食生活ではこれ以上の塩分を摂取しがちです。
僕も食事の塩分量を計算したときに大幅にオーバーしてしまっていました。
こちらの数値は通常量のため、ハードな筋トレをする際にはこれよりも少し多めにとると安心です。
塩分を含む食事のタイミング
筋トレに効果のある、塩分を含む食事のタイミングについてご紹介していきます。
- 塩分は筋トレをするタイミングで
筋トレの前・中・後
塩分を含む食事や塩分は、筋トレの前・中・後のいつでも必要になっています。
筋トレにおける筋収縮と弛緩で塩分を消費するため、筋トレの前や筋トレ中にも補給する必要があります。
また、塩分は筋トレで汗をかくことにより排出もされるので、筋トレ中と筋トレ後の塩分補給も効果があります。
筋トレには適度な塩分が必要不可欠
食事から塩分を摂ることで、筋肉にはこのようなメリットがありました。
- 筋肉の収縮作用
- 筋肉の弛緩作用
- たんぱく質の栄養吸収を促進
- 体内の水分調節
- PHバランスの調節
- 浸透圧の調節
- カルシウムの吸収を促進
- 酸素の循環をサポート
- 神経伝達の働きを保つ
また、塩分の役割をより高めるためには、カリウムの存在も大切です。
筋トレでの筋収縮において塩分は消費され、発汗によっても排出されるため、筋トレには塩分が必要です。
摂取量を基準として必要量の塩分を摂ることで、より効率的に筋トレができます。
自分の筋トレの量にあわせて塩分とうまく付き合うことで、今よりも筋トレが充実すること間違いありません。