今回はこの悩みに答えていきます。
筋トレをしている人にとって、炭水化物は必要な栄養素です。
炭水化物のメリットとデメリットを踏まえた上で、筋トレをしている人に適した炭水化物の摂取量について解説していきます。
- 筋トレをしている人が炭水化物を食事で摂るメリット
- 炭水化物を摂りすぎるデメリット
- 炭水化物を控えすぎるデメリット
- しっかり筋肉をつけたい人の炭水化物摂取量
- ボディメイク・引き締めを目指す人の炭水化物摂取量
これについて解説しているので、筋トレのために効率的に炭水化物を摂りたい人にぴったりの内容です。
炭水化物を食事で摂るメリット
食事から炭水化物を摂るメリットは大きく3つあります。
- 筋トレの強度を上げる
- 筋肉の分解を防ぐ
- 満腹感を得られる
この3つについて詳しく解説していきますね
筋トレの強度を上げる
炭水化物には、筋肉に蓄えられる「筋グリコーゲン」という糖が含まれています。筋グリコーゲンは、筋肉を収縮させるためのエネルギー源となるものです。
炭水化物を摂ることで筋トレにおける筋肉の収縮を支えてくれるため、筋トレの強度も上げられます。
筋肉の分解を防ぐ
筋トレの際のエネルギーとなるのは、炭水化物です。
そのため、エネルギー不足になると体はエネルギーを捻出しようと、たんぱく質である筋肉を分解してしまいます。
エネルギーであるたんぱく質を摂ることで、筋肉の分解を防げます。
満腹感を得られる
減量を目的として筋トレをしているときは、食事制限をする人も多いと思います。
食事制限中でも筋トレにはエネルギーとなる炭水化物も必要なため、最低限の炭水化物は摂取しましょう。
炭水化物は満腹感も高いため、無駄なカロリー摂取も避けられます。
炭水化物を摂りすぎると…
食事で炭水化物を摂りすぎると、筋トレ中には避けたいデメリットがあります。
- 中性脂肪の増加
これも詳しく解説していきます。
中性脂肪が蓄えられる
炭水化物は筋トレの際のエネルギーになりますが、摂取した分を筋トレで消費できなかったときが問題です。
消費されずに余った炭水化物は、中性脂肪となって蓄えられやすくなってしまいます。
そのため、適度に炭水化物を控えることは筋トレで減量を目指す人にとっては間違いありません。
炭水化物を控えすぎると…
炭水化物を控えすぎることのデメリットは2つあります。
- エネルギー不足でパフォーマンスが下がる
- 筋肉の合成が少なくなる
エネルギー不足でパフォーマンスが下がる
炭水化物は筋トレのエネルギーです。
そのため炭水化物が十分に摂られていないと、体がエネルギー不足の状態になります。
思うように筋トレができないことに加えて筋肉の分解も防げなくなってしまうため、筋トレが逆効果になってしまいます。
筋肉の合成が少なくなる
炭水化物は筋トレ後のたんぱく質と一緒に摂ると効果的です。
筋トレ後は体内の「筋グリコーゲン」が消費されて少ない状態になっています。
これを食事で補給することで筋肉の分解を防ぐ効果と筋肉の成長を促す効果が得られます。
炭水化物の摂取量
筋トレに効果的な炭水化物の摂取量について、以下の観点から見ていきます。
-
厚生労働省が定めた基準で、炭水化物・たんぱく質・脂質をバランスよく摂るための指標です。
- P(たんぱく質):9~20%
- F(脂質):20~25%
- C(炭水化物):50~70%
しっかり筋肉をつけたい人の炭水化物量
しっかり筋肉を付けたい人には、この程度の割合だと間違いありません。
- P(たんぱく質):40%
- F(脂質):20%
- C(炭水化物):40%
炭水化物については、普段の食事の3/2程度にするとクリアできるパーセンテージになっています。
引き締め・ボディメイクを目指す人の炭水化物量
引き締め・ボディメイクを目指す人には、この程度の割合だと間違いありません。
- P(たんぱく質):25%
- F(脂質):20%
- C(炭水化物):55%
女性の場合は筋肉がつきにくいため、このバランスより脂質と炭水化物を少しずつ減らしてたんぱく質に変えると安心です。
適度な炭水化物は筋トレを効率化
適度に炭水化物を摂ることで、筋トレにメリットがありました。
- 筋トレの強度を上げる
- 筋肉の分解を防ぐ
- 満腹感を得られる
しかし、摂りすぎ&控えすぎによっては逆効果になってしまいます。
- 脂肪の増加
- エネルギー不足でパフォーマンスが下がる
- 筋肉の合成が少なくなる
筋トレをより効率化するために、自分の目標に適した炭水化物量を摂取しましょう。